黄昏流星群、美咲の不倫相手は初老の大学教授、高田純次さん演じる戸波でしたが、高田純次さん演じる戸波のセリフが良かったですね。まさに高田純次さん演じる戸波のセリフは黄昏流星群の原作漫画のプロローグの言葉と同じ意味でした。
黄昏流星群高田純次セリフ
黄昏流星群6話で完治が高田純次さん演じる戸波に言われたセリフ。
高田純次さんのセリフがよかったですね。
美咲はまだ若く自分はもう暮れそうな夕日の中を歩いていて、人生は別々。
決して普通なら交わらないが、たまたま縁があり交わった。
もう人生もあとわずかという限られた時間での彼女との出会いは自分にとってかけがえのない時間だったと。
完治はこの高田純次さん演じる戸波のセリフで栞とのことを思い出します。
スイスのマッターホルンで偶然であった女性と恋に堕ちた完治。
もしあの時スイスのマッターホルンに行かなければ出会うことがなかった女性。
まさにそれは戸波がいう何万分の1の確率でした。
人と人との出会いはまさに奇跡だということでしょうか?
「私は彼女を弄んでいるつもりはありません。彼女の未来を壊そうとか。どうにかしようとかこれっぽっちも思ってない。ただ彼女と時を過ごしているだけです。彼女の人生にはサンサンと朝日が降り注いでいます。私は今にも暮れそうな夕日の中を歩ている。人間としてまるで別の軌道を辿っています。二人の軌道がたまたま重なった。何万分1の確率で夜空の星と星がすれ違うようにね。一瞬ですよ。本当に一瞬。私にはかけがえのない時間だった。人生にはこんなこともあるんですね」
黄昏流星群が観ている側に本質的な問いを投げかけてくる良作品だってこと、それなりに年齢と経験を重ねた者にしかわからないかもしれないなあ。 戸波先生が人間的にとても温かみのあるいいひとでよかった。
戸波のセリフがよかった。高田純次さんで笑ってしまうけどセリフ良かった
黄昏流星群高田純次セリフは何かを暗示してる?
黄昏流星群の原作漫画のプロローグにもあるこの言葉。
40歳を超え多くの大人たちは死ぬ前にもう一度燃えるような恋をしてみたいと考える。それはあたかも黄昏の空に飛び込んでくる流星のように最後の瞬きになるかもしれない。この熱い思いを胸に秘めつつ落ち着かない日々を送る人たちを黄昏流星群と呼ぶ。
まさに戸波が言ったセリフはこのことでしたね。
戸波のセリフはまさに黄昏世代(完治、真璃子、栞、)に対してのセリフでした。
戸波にとって流星は美咲であり、完治にとって流星は栞であり、真璃子にとって流星は春輝。
人生半ばを過ぎたオトナたちにもう一度チャンスをくれた流れ星。
そしてそのチャンスはまさに高田純次演じる戸波の何万分もの1の確率でした。
そして流星に例えた戸波。一瞬にしてすれ違うといいます。
つまり“叶うことはないけれど、一瞬だけ夢を見させてくれた出会い”ということでしょうか?
とするならば、完治と栞、真璃子と春輝、美咲と戸波、すべて一瞬だけのすれ違いということになります。
何万分もの1の確率で出会えた相手。
そしてその出会いを戸波は流れ星に例えているし原作漫画でも流れ星といっています。
流れ星とは一瞬瞬き、消えてなくなるもの。
だとするならば完治と栞、真璃子と春輝、美咲と戸波の出会いはまさに一瞬であり、消えてしまうのか?
戸波のいうようにかけがえのない時間だからこそ、大事にしたいひとときですね。